Bスポット

Bスポット療法とは

上咽頭

塩化亜鉛という薬を上咽頭に塗るという治療法です。
この方法をBスポット療法(塩化亜鉛療法)といいます。

上咽頭とは口の上部の更に奥(図参照)で、耳と鼻をつなぐ管(耳管)に近い場所にあります。
下記のような場合は上咽頭に炎症が起こっていることが多くあります。

  • 鼻の奥が痛む感じがするとき
  • 鼻は悪くないが鼻声が治らない
  • なんとなくのどに違和感がある
  • のどにはりつくような感じがある
  • 耳が詰まった感じがする

上咽頭は内視鏡を使用しないと見ることができないので、このような症状に対して診断がつかないまま過ぎてしまうことが多いのです。

このような症状の場合抗生物質を処方されることも多いですが、完治しないこともあります。
その場合にこのBスポット療法が効果的な場合があります。
また、Bスポット療法は、治療の補助のような位置づけです。
なので、現在実施されている治療は継続していただくことが可能です。

Bスポット療法の注意点

  • 症状が重い方ほどヒリヒリした痛みが強くなります。 痛みは半日ほど続くことがありますが、そういう方ほど治療を行っていただく価値があります。継続して続けていただくと治療実施の際の痛みもだんだん治まって行きます。
  • Bスポット療法を行った後に、血の混ざった鼻水やタンが出ることがあります。 血の混ざった鼻水やタンが出た場合は、ティッシュなどで出すようにしてください。

Bスポット療法を希望される方へ

来院時にBスポット療法をご希望の旨お伝えください。
鼻の状態を確認し、Bスポット療法を行うことが可能かどうか判断します。

可能な場合で鼻かぜのような軽い症状の場合は1回の治療で改善は見込めますが、
炎症が強い場合や慢性化している場合は週1~2回継続して通院いただくことが理想的です。

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