レーザー治療は鼻の粘膜そのものを焼いて、過敏に反応する鼻の粘膜のアレルギー症状を抑える方法です。レーザーは体の様々な場所の治療に利用されていますが、鼻や耳など耳鼻咽喉科領域でも幅広く活用されています。
レーザー治療が可能かどうか、
また、治療によって改善の可能性があるか、診断を行います。
レーザー治療をお受けになる方は、原則として時間を予約していただいたうえで、治療を行います。
お鼻の中に麻酔液を染み込ませたガーゼを入れて20分程待ちます。
少し焦げくさい臭いがしますが、問題有りません。痛みもほとんどありません。左右の鼻で約15分ほどで終了します。
レーザー治療後はかさぶたができますので、その除去と治療後の経過を見るために、レーザー治療実施の数日以内に一度受診して頂きます。
かさぶたが綺麗になれば、通院は終了です。 効果を発揮することを期待しています! 治療効果は個人差もありますが、1~2年は持続します。
レーザーで鼻の粘膜を照射し、鼻の過敏なアレルギー反応を抑えます。これによって、一年中アレルギー性鼻炎で苦しんでおられた方が、薬なしで毎日が快適に過ごせるようになったり、花粉症の時期に辛い思いをされていた方が、全く花粉に反応しなくなったり、症状がかなり軽減される、といった効果があります。効果に関しては個人差がありますが、治療を受けられた80%の方に症状の改善が表れています。
痛みや出血もほとんどなく、1時間程度(手術自体は15分程度)の通院で、その後も3~4回の通院でほぼ完了します。よって入院の必要はありません。
また、腫れが少ないため、治りが早く、顔の表面を傷つけることもありません。
ただし、永久的に完治するというわけでなく、人によっては1~2年で効果が薄れる場合もあります。
花粉症の患者さまの場合は、症状が出る前に治療を受けていただいた方が効果が高いと言われています。
花粉の飛散する1~2ヶ月前に治療を受けていただくことをおすすめいたします。