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ご自宅での耳そうじをおすすめしないわけ

耳の穴の皮膚は、非常にデリケートです。綿棒、耳かき棒などを習慣的に使っていると、
慢性の皮膚炎を起こしてしまいます。

「耳がかゆいので、耳掃除をしてしまう」という方がおられますが、耳がかゆいということ自体が、慢性皮膚炎の症状のひとつです。一旦、慢性皮膚炎の状態になると、元の健康な皮膚の状態にもどるのには、かなりの時間がかかります。
また、ご家庭で耳掃除をすると、

  1. 耳垢を耳の奥に押し込んで聴こえが悪くなる
  2. 外耳道に傷をつけてしまう
  3. 鼓膜に穴を開けてしまう

などといったことが起こりやすくなります。

やまもとクリニックの治療法

当院では、硬性内視鏡を用い耳垢のタイプに合わせて専用のピンセットや吸引管などを選んで使用しています。
除去前と除去後の耳の穴の状態を、患者さまにもその場でご確認いただけます。

  • 治療前
  • 治療後
  • 外耳道(耳の穴)の半分ほどを塞いでいる耳垢です。耳用の細いピンセットを用いて、きれいに除去します。

  • 治療前
  • 治療後
  • 耳垢が大きく、外耳道を完全に塞いでいます。
    このような耳垢を除去する場合、外耳道が耳垢によってこすれてしまうため鼓膜や外耳道が赤くなっているのですが、一時的なものと考えられます。

当院では質の高い治療を実現させるため、
耳の診察は ほぼ100%内視鏡を用いておこなっています。