内視鏡がもたらす様々なメリット
死角も確認可能
外耳道(耳の穴)というのは、真っ直ぐではなく、曲がっているものです。実は鼓膜のすぐ手前に死角ができることも珍しくありません。
このような時こそ、内視鏡が威力を発揮できる場面です。顕微鏡でさえ死角になってしまう小さな異物や病変も、視野の広い内視鏡でなら、簡単に発見してしまうということも多々あります。
また、視野が湿っている場合や立体的な観察を要する場合など、顕微鏡の方が的確に診断できる時もあります。もちろん、そのような場合には最適な器具を用いて、診療を行っております。
同じ時刻に同じ方の鼓膜を写した2枚の画像です。内視鏡の方がより広い視野を得られることがわかっていただけると思います。