新京町やまもと耳鼻咽喉科の内視鏡を使った診断についてご案内致します。
知ろう!学ぼう!「見える」はわかる!内視鏡サイト 新京町やまもと耳鼻咽喉科 監修

chapter.02内視鏡のメリット

 

内視鏡がもたらす様々なメリット


見えない耳や鼻の状態を確認できる

内視鏡を用いることで、患者様に実感していただける最大のメリットはなんといってもこれでしょう。

これまでの耳鼻科の診療において、医師に見えているものが治療の主体であるはずの患者様には見えないということが当たり前でした。

中耳炎などは病気の範囲が狭いため、傍からはわかりにくく軽視されがちですが、コミュニケーションの源である聴覚に影響するため、治療の重要性は非常に高いと言えるでしょう。しかし炎症の強い中耳炎を診たときに、我々医師が治療の重要性を力説しても、患者様やご家族はその状態を眼で確認できないために、理解していただけないケースが少なくないという姿が、これまでの耳鼻科診療に日常的に見られる光景でした。

この状況を劇的に変える力を持つものが内視鏡です。

内視鏡は医師が見ている映像を患者様と共有することができ、「病状の進行」や「回復の経過」をはっきりと患者様ご自身にも確認していただくことができます。

患者様に病状を見ていただける。
それが内視鏡診療の最大のメリットである事は疑いありません。

……しかし内視鏡診療のメリットはそれだけではありません。
治療開始時や治療完了時など要所要所において、患者様に鼓膜の状態を確認していただいている耳鼻科クリニックは当院の他にもあるでしょう。しかし、当院では耳の診察においては、ほぼ全ての患者様に対して毎回、内視鏡を用いた診療を行っています。
それは、患者様に病状を見ていただくだけではなく、数々のメリットを内視鏡は我々医師に対してももたらしてくれるからです。
次項よりそれについて、説明させていただきます。