百聞は一見に如かず
見える医療で、理解を深める。医療IQの向上で情報共有
今まで一般的な耳鼻咽喉科では、ドクターから耳や鼻の状態を説明され、患者さんはそのドクターの表現力を頼りに自分の病状を想像するにとどまっていました。
残念ながら人の表現力には限界があります。
「百聞は一見に如かず」という諺(ことわざ)がありますが、医療においてもまさにこの諺がピタリとあてはまります。いままでどんなに我々ドクターが熱心に説明を行っても、どんなに表現力を学んだとしても、世の中の技術進化により実現した、何枚かの高画質の画像達には適いません。
一瞬で、多くの情報を画像は患者さんに伝えることができます。
当初は「患者さんにわかりやすく診療ができれば良い」と思ってこのシステムを導入したのですが、これは結果として思わぬ効用をもたらしました。
下記の対話にあるように、患者さん、あるいはその親御さんが写真を見るにつけ、少しずつ鼓膜とはどのような状態が正常で、
どのような状態が異常なのかが写真を通して学習され、場合によっては我々医師が説明を加えずともご理解される方が増えてきたのです。
例えば、以下のようなやり取りが患者様との間で行われる例です。