原因
虫に刺されたり触れたりすることで、皮膚がピンク色もしくは赤色に盛り上るといった症状が出ます。
虫刺されは4種類に分けることができます。
- 吸血される
- 噛む
- 刺す
- 触れると皮膚が炎症を起こす
症状
刺された後の皮膚反応にはアレルギー反応が関与しています。個人差があり、皮膚の状態では虫の種類の確定はできませんが、次のようなことが刺した虫を推定する手がかりになります。
- 蚊
- 手足顔などの露出部に赤い発疹ができます。
- 刺された直後から激しいかゆみを感じ、また水ぶくれを生じる場合もあります。
- ブユ
- わずかな痛みのあと、少量の出血があります。(刺された箇所に出血点がある)
- 数時間後 強いかゆみと赤みと腫れが出現します。
- アブ
- 激しい痛みがあり、その後強いかゆみを生じ、 赤く腫れあがり、熱感があります。
- 内出血を伴うこともあります。
- ムカデ
- 咬まれた瞬間に激痛が走り、しびれてきます。
- そのうち、 赤くなったり、腫れます。
- 場合によってはショック症状を起こすこともあります。
- ドクガ
- 細かい赤いぶつぶつがあることが特徴的です。
- ドクガ類の幼虫および成虫には微細な毒針毛があり、触れるとかゆみの強い皮膚炎を起こします。毒針毛は空中に散布されることがあり、屋外で毛虫に気づかず発症することもあります。
- イラガ
- イラガ類の幼虫には毒棘(毒のとげ)があり、触れると激痛を生じ、発赤や腫れを起こします。
- ハチ
- 尾の毒針で皮膚を刺し、毒液を注入します。
- 体質によっては刺された直後にアナフィラキシーショックを起こすことがあります。
- 症状によっては総合病院への紹介が必要となります。
治療法
症状や原因となる虫の種類によって、処方する薬や処置も異なります。
処方する薬としてはステロイド軟膏、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー剤などが挙げられます。
赤みや腫れが強い場合にはステロイドの内服を処方することもあります。