花粉症

花粉症ってやっぱり春になるの?

花粉症

花粉症は春だけのものではありません。

一般に春のイメージが強いのは、その頃にスギ・ヒノキという日本人にとってアレルギー反応が起こりやすい花粉が飛散するためです。

この他にもイネ科の植物(カモガヤなど)やキク科(ブタクサなど・・・欧米ではもっとも多い)の植物など様々な植物で花粉症になる可能性があります。

花粉の飛散時期

花粉症

花粉症を引き起こす植物

  • スギ(ヒノキ科)

    スギ(ヒノキ科)
    春の花粉症の主原因となる。また、11月、12月の温かい日に花粉を飛散することがある。
  • ヒノキ(ヒノキ科)

    ヒノキ(ヒノキ科)
    本州以西の広く分布する常緑針葉樹。スギ花粉症患者の約70%はヒノキにも感作されている。スギ花粉飛散終了後でも症状が継続する場合、ヒノキが原因の可能性がある。
  • ハルガヤ(イネ科)

    ハルガヤ(イネ科)
    道端に生えるイネ科の多年草で全国に広く分布する。カモガヤと同様にハルガヤ花粉症患者では、症状が長期化する可能性がある。
  • カモガヤ(イネ科)

    カモガヤ(イネ科)
    牧草として広く栽培されるとともに、土留めとして高速道路沿いに植えられている。晩春から夏にかけて花粉が飛散する。カモガヤ花粉症患者では症状が晩春から秋まで持続する可能性がある。
  • ブタクサ(キク科)

    ブタクサ(キク科)
    全国の荒れ地に広く分布するキク科の一年草で、高さが1mほどになる。近緑に形態が似ているオオブタクサ(高さ2m以上)があり、両者には強い共通抗原性がある。
  • ヨモギ(キク科)

    ヨモギ(キク科)
    本州、四国、九州に分布するキク科の多年草で、高さが0.5?1mほどになる。同時期に花粉を飛散するブタクサとの共通抗原性は低い。

花粉症もアレルギー性鼻炎?

花粉症

もちろん花粉症もアレルギー性鼻炎の一種です。

アレルギー性鼻炎は通常、「通年性」のものと、「季節性」のものに分類されますが、花粉症は「季節性」に分類されるアレルギー性鼻炎と言えます。

詳しくはアレルギー性鼻炎のページへ。

花粉症の治療法は?

治療法はアレルギー性鼻炎の場合と同様です。患者さまごとのライフスタイルに合わせて、薬の強さや眠くなりやすさなどを考慮に入れて処方いたします。

薬物治療

最も一般的に行われている方法です。抗アレルギー薬(ヒスタミン等の化学物質の遊離を抑制する薬)、ステロイド点鼻薬等が主に使用されます。これらの薬を症状に応じて使い分けて症状の改善を図ってゆきます。

手術療法

手術療法

強い鼻づまりがあったり、薬物療法等で鼻づまりの改善がみられない場合に手術を行います。手術の方法は色々とありますが、現在では炭酸ガスレーザーを用いて鼻の粘膜の表面のみを焼く手術が主流です。
この方法は外来手術で可能で、疼痛、出血等の合併症もほとんどみられません。

詳細は「レーザー治療」のページをご覧ください。

市販の鼻水止めでは駄目なの?

市販の鼻水止めも一定の効果がある場合もありますが、薬の合う合わないは個人差があるものです。
患者さんの症状を診ながら処方を行ったほうが、効果が出やすいことや副作用を防ぎやすいというメリットがあります。

花粉症を防ぐ方法はないの?

ぞうたろう

花粉の飛散量は残念ながら調節はできませんが、予め自分がどのような花粉によってアレルギー反応がでるか、原因を知っていればそれに応じた対応が可能です。

当院の患者さまの中にも、ご自身のアレルギーの原因を調べた上で、テレビなどで飛散量を確かめ、マスクやメガネなどで花粉の侵入をブロックしたり、飛散量に応じて薬を飲む飲まないを調整されている方もいらっしゃいます。

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